司法書士筆記試験合格後のLECで開催された「合格後の歩き方」というイベントの際にパンフレットをもらいました。LECで学習していたこともあり、就活のきっかけとなりました。

司法書士試験筆記試験の合格発表後から就職エージェント主催の合同説明会の開催情報などにアンテナを立てておりましたが、本腰を入れて始めたのは最終合格発表後でした。

合同説明会に参加しても、ご時世もあり、どこも感染対策で参加人数を絞っていたり、アクリル板越しの会話が難しかったり、求職者で混雑していて希望の事務所の話をなかなか聞けなかったり、とスムーズにいかないことがありました。私はなるべく「生の情報」を集めたかったので何社も並行して事務所見学会に参加したりしましたが、一日終わると疲弊はしました。検討する事務所の数を絞っているとはいえ10社以上の求人を比較検討しても自分の事務所選びの軸が定まっていない段階ではなかなか考えづらく、頭を悩ませました。

自分の目で見て「生の情報」を集めることを心がけていました。就職エージェント主催の合同説明会などに足を運び、時間の許す限りブースをまわって事務所の方のお話を聞きました。求人票には業務内容や条件がまとまってはいますが、その事務所がどのような雰囲気なのかは分かりません。ブースで事務所の方とお話しする中でそれぞれの事務所の「ノリ」のようなものがつかめると考えていました。また、気になった事務所の見学会には積極的に参加して、その職場で働く自分を想像することができるか考えていました。働いている方々の雰囲気はもちろんですが、オフィスの清潔さや建物や周辺環境などが自分に合うかどうかも気にしていました。

きめ細やかな対応をしていただけたというのが率直な印象です。自分の希望条件に合う求人を紹介していただきましたがレスポンスが早く、放置されることはありませんでした。何社も並行して情報を集めていると、希望の事務所の見学会の日程を逃してしまうこともありました。しかし、事務所を見学したいとの希望をプロキャリアの担当者に伝えたところ調整してくださり、個人的に事務所を見学させていただけました。また、面接には担当者が同行してくださいましたし、面接ではどのようなことを聞かれるか、どのようなことを答えられるようにしておくとよいか、といったアドバイスもいただき準備することができ、不安も和らぎました。

司法書士業界は小規模な事務所が多く、求人に力を入れていたり、事務所の様子を公開しているところは少数派だと思います。（ホームページはあるものの通り一遍の業務内容が書いてあるだけだったり、ブログの更新が何年もされていないなど。）入ってみないとどんな職場なのかがわからない、というのでは不安だと思います。面接時のコミュニケーションだけでは情報が足りないかもしれません。プロキャリアなどの就職エージェントが主催する合同説明会に参加するなどして、ある程度数を絞って、情報を集めるのは就職活動の足掛かりとしてちょうどいいと思います。そこから自分の好みや譲れない条件などが見えてくればうまく役立てられると思います。